最近の世の中では、「テレワーク」を実施している会社が多いですね。
実際に僕の元請けも「テレワーク」によって、社内には最低限の人員を配置するようにして、多くの人は自宅にて「テレワーク」で作業しているようです。
ただ、僕が所属している会社はテレワークの導入は行っていません。
なぜかというと、突然社長が
( ・`д・´)
「テレワークにしよっか。明日から!」
と宣言したもんだから、周りの社員から、
(;´Д`)
「やるのは良いですけど、ちゃんと準備してからにしてください!!」
と言われたので、やるとか、やらないとか、テレワーク中のツールとか、電話対応とか、基本的なことを全く決めずに宣言したもんで、
なんかグダグダになって、今のところ宙ぶらりんの状態になってしまいました・・・
でも、うちのような、中企業、小企業であれば、
社長からいきなり、
社長( ・`д・´)
「明日から、テレワークに切り替えて!」
と宣言される可能性がありますし、
社員(;´Д`)
「しゃ、社長!どうやってテレワークすれば良いんですか!」
社長( ・`д・´)
「それは、パソコンに詳しい君たちが各々で考えて行動して!」
ともっともらしいことを言われて、
いきなりキラーパスを渡される可能性もあります。
まぁ、このテレワークの方法を知っていれば、
自分が出張に行ったときに、
(;´Д`)
「あぁしまった!大事なファイルを会社のパソコンに入れっぱなしで持ってくるの忘れた!」
というときでも、
(;´Д`)
「あぁしまった!〇〇さんに会社からメールするって言ってたのに、メールせずに出張来ちゃった!!」
というときでも、簡単に会社のパソコンにアクセスできて作業ができるので、知っておいても損はないですね。
ということで、この記事では、会社の偉い人からいきなり「明日からテレワークね。」と言われても、絶対に困らないために、
テレワークに使えるリモートデスクトップソフトを7つ、ご紹介していきますね。
Windowsリモートデスクトップ
Windowsに最初から導入されているリモートデスクトップソフトです。
最初から入っているので、特別にインストールする必要はありません。
Windowsリモートデスクトップのメリットですが、実はリモートデスクトップソフトとしては性能はとてもいいです。
リモートするための通信回線が遅くとも割と快適に動作します。
3G回線でも結構快適です。
しかし、操作されるPCがWindows10 Pro 以上のWindowsではないと、リモートデスクトップは対応していないので、もし、操作されるPCがWindows10 homeの場合は、別のリモートデスクトップソフトを選択しましょう。
ちなみに、操作する側のPCはWindows10 homeでも大丈夫です。
使うためには、以下の設定をします。
操作される側の設定は、
スタートボタン(左下のウィンドウズボタン)→設定(ギアのマーク)→システム→リモートデスクトップ
で設定を開き有効にします。
操作する側は、
スタートボタン(左下のウィンドウズボタン)→Windowsアクセサリ→リモートデスクトップ接続
で接続画面を開き、ホスト側のIPアドレスやパソコン名を入力します。
VNC
VNCというリモートデスクトップソフトはとても歴史のあるソフトです。
1999年に開発されたソフトウェアでそのソースコードがGPL方式のライセンスで公開されているので、色んな人が派生ソフトを作っている状況です。
現在はオリジナルのVNCは開発が停止していますが、今は、RealVNCが開発を引き継いでいます。
VNCの一番の特徴は、クロスプラットフォームという点です。
ですので、Windowsだけじゃなく、MacやLinuxでも接続が可能です。
(;´Д`)
「会社のLinuxを自宅から画面を操作したい!」
というときでも、VNCであれば操作は可能になります。
また、このリモートソフトは無料で使えます。
デメリットですが、VNCのバージョンによっては、英語の画面を設定しなければならないので、英語が苦手な人はわからない部分が出てくるかもしれません。
それに、基本的に無料なので、わからないときは自力でなんとかしないといけません。
ダウンロード可能なVNCをご紹介します。
・RealVNC
本家VNCから引き継いだVNCです。
・TightVNC
Windowsだけじゃなく、LinuxやmacOS版も存在します。
TightVNC プロジェクト日本語トップページ – OSDN
・UltraVNC
現在よく使われているVNCです。Windows版しかありません。
個人的な感想ですが、VNCシリーズの中では機能多く使いやすいです。
Brynhildr(ブリュンヒルデ)「Siegfried(ジークフリード)」
IchiGeki氏が開発したリモートデスクトップソフトです。
ソフトのサイズがとても軽量で、特にめんどくさいセットアップや設定が無くとも簡単に接続できるリモートデスクトップソフトです。
また、動作するOSも「Windows2000」以上であれば動作しますし、必要とするメモリも、512Mbyteと低スペックのPCでも動作します。
フリーソフトという点も嬉しいです。
また、クライアント機能のサンプルをオープンソースとして公開しています。
もし僕が「フリーソフトでオススメのリモートソフトを教えて!」と言われたら、間違いなく、Brynhildrをおすすめします。
ちなみに、高圧縮に特化するように設計されたSiegfried(ジークフリード)というリモートデスクトップソフトもあります。
回線が低回線の場合は、Siegfried(ジークフリード)を使ってみると良いかもしれませんね。
使い勝手は、BrynhildrもSiegfriedも、ほぼ同じです。
AnyDesk
AnyDeskはインターネットに接続されているWindowsパソコン同士ならとても手軽に使えます。
なぜならば、こちらのサイトからAnyDesk.exeをダウンロードするだけでつながってしまうからです。
操作されるパソコンにAnyDesk.exeをダウンロードして、起動します。
すると、9桁の数字が表示されますので、こちらの数字を操作するパソコンで起動したAnyDesk.exeに入力して接続を行うだけです。
接続されると、操作されるパソコン側に「承諾」というボタンが表示されますので、クリックをすることで、遠隔から操作が可能になります。
このようにとっても手軽なリモートディスクトップソフトなんです。
AnyDeskのメリットはその手軽さです。インストール不要ですのですぐにでも使えますし、個人利用の範囲であれば無料で使うことができます。
また、AnyDeskをインストールすることで、ホワイトボード機能やプリンタ機能が有効になります。
それに、AnyDeskは対応しているデバイスが多いです。
Windows
macOS
Android
iOS
Linux
FreeBSD
Raspberry Pi
Chrome OS
これだけ数多くのデバイスに対応しているのであれば、いろんな端末から接続することができますね。
デメリットは価格です。
商用利用やファイル転送など他の機能を使う場合は月額料金を支払う必要が出てきます。
Teamviewer
Teamviewerはインターネットに接続さえしていれば、簡単にリモート操作が可能なリモートデスクトップソフトです。
今まで紹介したリモートソフトは、IPアドレスで通信可能な状態にしなければいけませんので、社内のネットワーク管理者のチカラが必要だったり、OpenVPNなどのソフトを利用する必要があったんですが、
Teamviewerの場合は、操作するパソコンと、操作されるパソコンがインターネットに接続さえしていれば、簡単にリモート操作が可能になるソフトです。
Teamviewerのメリットはその手軽さです。
操作したいパソコンのTeamviewerIDとパスワードを覚えておけば、操作するパソコンでTeamviewerIDとパスワードを入力すれば簡単に操作ができます。
また、個人で使う分には無料で使えます。
TeamviewerはLinux版もあり、操作するパソコンがLinuxの場合も簡単に操作ができます。
デメリットは価格です。
個人で使う分には無料なんですが、あまりに接続頻度が多かったりすると、業務と判断されてしまい、Teamviewerを使う際に警告が表示されてしまいます。
また、購入するには継続して月額の料金を支払う必要があります。
まぁ、会社がお金を出して購入してくれているならば問題ないですけどね。
Radmin
RadminはWindows専用のリモートデスクトップソフトです。
今までご紹介したリモートデスクトップソフトとは違い、有料のソフトウェアです。
ただ、Teamviewerのように月額継続して支払う必要はなく、1ライセンス3920円を支払うだけの買い切りです。
最近、うちの社内では、Teamviewerと比較して値段が安いので、このリモートデスクトップソフトを使う案件が増えてきたのでご紹介しました。
Radminのメリットは、Teamviewerと同じようにインターネット経由で接続できる点です。
また、有料なので、わからない事があればサポートを受けることもできますね。
Radminは30日間のお試し期間がありますので、30日の間に導入するべきかどうかじっくり検討してください。
Radminのデメリットは、Windows版しか無いことと、1ライセンス3920円かかるということです。
でも、使うパソコンがWindowsしか使わないのであれば、1ライセンス3920円ならば、さほど大きな金額でもないですので、検討しても良いかもしれませんね。
Chromeリモートデスクトップ
今までご紹介してきた中で、一番気軽に使えるのが、Chromeリモートデスクトップです。
メリットは気軽に使えることです。
GoogleアカウントとChromeブラウザさえあれば、誰でも使えますし、WindowsでもLinuxでもMacでも使えます。
また、普通のパソコン以外にもAndroidやiPhoneからも接続できます。
基本的に無料ですので、気軽に使えるんですよね。
デメリットは低回線などの場合、スムーズに動かなくなりますので(個人的な感想ですが・・・)低回線ではあまりお薦めはできません。
また、インターネットに接続しなければならないので、セキュリティに厳しい会社では使えない可能性があります。
まとめ
この記事では、テレワークで使えるオススメのリモートデスクトップソフトを7つご紹介しました。
今回ご紹介したツールを使えば、遠方からも会社のパソコンを操作できるので、テレワーク以外でも出張先から使いたいと言うようなときなどに応用できますので、ぜひ試してみてくださいね。
・・・ちなみに、
色々と会社の偉い人に紹介してみたんですが、
社長( ・`д・´)
「まっ、後は臨機応変に・・・」
どっちつかずなことを言われて、未だにウチの会社はテレワークは導入されていません。
まぁ、年度末が過ぎて仕事が落ち着いてきたので・・・
世の中がしばらく落ち着くまで、適当に有給でも取ろうかな~・・と考えていたりします^^;
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