バイオレット・エバーガーデン上巻を読みました。
実は、以前、テレビでアニメを見たのがきっかけでした。
その後、本屋で「バイオレット・エバーガーデン」の本を見つけて、「また、あの感動を味わいたい!」と思い購入。
思わず、涙腺がうるっと来てしまうような話がたくさんあり、購入して正解だったなと思いました。
ということで、この記事では、
「バイオレット・エヴァーガーデン上巻」を読んだ感想をご紹介します。
この記事では、「バイオレット・エヴァーガーデン上巻」のネタバレがあります。
「ネタバレされたくない!」という方は、ページを閉じるか、トップページへ移動してくださいね。
⇒ トップページへ
それでは、
「バイオレット・エヴァーガーデン上巻」を読んだ感想をご紹介します。
本のタイトル
タイトル:バイオレット・エヴァーガーデン上
著者:暁 佳奈
あらすじ
自動手記人形(オートメモリーズドール)。
肉声を元に、代筆をしてくれるサービスのこと。
その一人として活動する、バイオレット・エヴァーガーデンが様々な依頼主の元に訪れ、代筆をする物語。
依頼主は、妻と娘を病気で失った小説家や、娘を持つ母親が手紙を依頼したり、戦場のど真ん中で家族や思い人に手紙を届けたい兵士など、依頼主ごとに、様々なストーリーがある。
「少女と自動手記人形」
「少女と自動手記人形」
この話は上巻2話目というだいぶ初期の話だが、一番感動しました。
母親と「一緒にいたい!」と、わがままを言う娘を遠ざけながらも、母親は病気の身体を酷使して、だれに、どんな手紙を送るために書いているのか、娘に告げずに、バイオレット・エヴァーガーデンと共にたくさんの手紙を書き上げます。
その手紙を書き上げ、屋敷からバイオレットが離れた後、可愛い娘と余生を過ごす母親。しかし、数日後、母親は病気により他界。
その後、幼い娘が暮らすその家に、一通の手紙が届く・・・
この話が一番涙が出ました。正直、小説を読んで、ここまで涙が出る話は、なかったです。
死を目前にした母親がどんなことを思い手紙を書いていたのか。そこには、この世に娘を残していく母親の心情が強烈にあって、
そのことを考えるだけでも、心が暖かくなるし、切ない気持ちにもなります。
母親の気持ちを考えても、娘の気持ちを考えても、涙を誘われる話。
バイオレット・エヴァーガーデンの話の中で、最も感動した話でした。
大切な人に「手紙」を書きたくなる
「手紙」という、愛する人に自分の気持を伝える方法としては、今では最も効率が悪いと思う方法何だけど、こんなにも感動し、涙を誘うものなんだなと痛感してしまいます。
手紙を通して、人と人がこんなに気持ちを通わせることができるというのは、「手紙」って偉大なんだなと思いました。
主人公のバイオレットは見た目の清楚さに比べて、気持ちがピュアすぎで、読んでいても成長していく娘を愛でるような気持ちになります。
本当に子どものように、時には作りたてのAIのようにも思ってしまう、バイオレットの行動を発言。
愛を知らずに育った大人が愛を知るために、自動手記人形を生業としているという、バックストーリーがわかってくると、微笑ましいとも思えます。
そんなピュアなバイオレットだが、元軍人だけあって、やることは大胆で豪胆。
巨大なオノを済ました顔で振り回し、屈強な男たちをなぎ倒すシーンは、さながら戦闘の女神のようにも感じます。
こんな人におすすめの本です
気持ちが荒んでいる人や、人間関係に疲れている人。ピュアな、純真な気持ちになりたいと思っている人におすすめです。
「最近、感動してないな・・・」と感じている人にも、読んでみてほしい一冊です。
それと、愛ってなんだろうと、恋人や家族とうまくいっていない、なんかモヤモヤしていると考えている人にもおすすめしたいです。
読むと、「手紙」を書きたくなるので、ぜひ、読んだ後に家族や恋人に手紙を書いてみてくださいね。
この本を一言でいうと…
「自分の気持ちを言葉にするって大事だな・・・」と、気づかせてくれる一冊です。
まとめ
この記事では、
「バイオレット・エヴァーガーデン上巻」を読んだ感想をご紹介しました。
このお話は、最初にアニメを見たときは、全話もれなく泣いたんですよね。
もう、ほんと、大泣きです。
「少女と自動手記人形」に至っては、アニメでボロ泣きしていました。
なので、話はすでにわかっていたんですが、今回、小説を読んでいても、結末を知っていても、やっぱり泣いてしまいました。
「やっぱり、いい話・・・」
子どもを持っている人だと、更に泣いてしまうかもしれませんね。
愛する人を失った悲しみとか、自分の人生が事切れる寸前に、愛している人に、もっと伝えたいことがあったんじゃないかと、後悔してしまう場面など、
今後の自分の人生を考えた時に、「後悔しないように伝えておくことって大切だな・・・」と思わされた一冊でした。
コメント