「推しの子16巻」読みました。
↓「推しの子 16巻」SPECIAL EDITION版
面白かったー!
15巻まで読み終わった後、この後どうなるのか、めちゃくちゃ気になってました。
だからといって、雑誌を読んで先に結末を知るのもやりたくない。
なので、最終巻が出るまで、じっと我慢してました。
ネットで検索すると、結末がポロッと出てきそうだったので、それも我慢。
最終巻16巻が発売されるまで、雑誌も買わず、ネットでもYoutubeでも検索せず、16巻が発売されるまで、大人しくしておりました。
「推しの子16巻」が炎上しているそうですが、それでも、この漫画は面白いと思います。
逆に「炎上」も狙っていたのでは?と思ってしまうほど・・・ですが、それはないでしょうね。
この記事では、「推しの子16巻」を読んだ僕の感想を紹介します。
この先は、「推しの子16巻」のネタバレを含みます。
もし、
(^_^;)
「まだ 推しの子16巻 読んでないので、ネタバレを見たくないよ!!」
という方は、ここらでページを閉じてくださいね。
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いいかな?
ちなみに、「推しの子16巻」を読む前にネタバレしちゃうと、面白さが半減してしまいますよ。
それでは、ネタバレを含む「推しの子16巻」を読んだ感想を紹介しますね。
あらすじ
星野アクアはカミキヒカルと対面する。カミキはアイに振られたというが、アイから息子アクアに向けたビデオレターには、別の理由が明かされた。それをカミキが見たとき、アクアは、「アイを理解しなかったアンタへの、僕達からの復習だ」と告げた。
率直な感想
今、絶賛炎上中の「推しの子 最終巻」です。
読み終わったときは、「そう来たか~」というのが率直な感想です。
たしかに、確実にルビーを守るためには、その方法も一つの手なんだと思います。
カミキのようなタイプは、人の意見にも同調せず、人を先導させるチカラも持ち合わせているので、厄介といえば厄介。
なおかつ、自分の中の「アイ」の存在を感じたいがゆえに、実の娘「ルビー」を、自分の手を汚さずに他人を使い、なき者にしようとする・・・、
かなり厄介な相手です。
だから、アクア君は、ああいう手段で、自分と一緒にカミキを崖から突き落としたのでしょう。
最終的に、アクアは自分が思い描いたシナリオで世間を騙し、まんまとルビーを最高のアイドルに仕立て上げました。
最後は、夢の東京ドームでルビーがB小町としてライブを成功させて「エンディング」というわけです。
それでも、それでもですよ。
僕的には、星野アクアと有馬かなが、やいのやいの言いながら、幸せに暮らしているようなエンディングも期待していました。
恋愛に奥手な有馬かなを見ながら、今後のアクアとの関係を考えながら、どうなるのかなというのが、一読者の楽しみでもあったんですよね。
悲劇的な終わり方か、幸せな終わり方か、読者はもちろん「幸せなエンディング」を期待していたんでしょうし、もちろん僕も期待していました。
実際は、辛い「悲劇的なエンディング」になってしまったわけで、有馬かながアクアの葬式のときに、「まだ言ってないのに。アンタにちゃんと好きだって」って叫ぶシーンで、もう読んでて涙ボロボロです。あのシーンが一番つらかった。
有馬かなは約束通り、アクアの頬をひっぱたいて、汚い言葉で罵りましたけど、それは、有馬かなと星野アクアしか分からない約束で、だから、有馬かなが、アクアをひっぱたいた後、ミヤコさんにひっぱたかれてるんですけどね。
自分の息子の葬式に息子の遺体をひっぱたく、「多分息子のことが好きだったであろう女の子」を見たとき、世の母親はどういう行動をとるのか?
どんな母親でも息子の葬式なんて上げたくないでしょう。ミヤコさんの場合は実母ではないんですが、それでも、赤ちゃんの頃から、アクアとルビーの面倒を見てきました。正直、ミヤコさんの気持ちを考えるだけでも、いたたまれない気持ちになります。
息子の葬式を出すだけでも気持ちが張り裂けんばかりだというのに、そんな息子の頬をひっぱたく奴が現れたら、そりゃ、ひっぱたき返すでしょうね。
ひっぱたいた後、有馬かなの叫びを聞いているミヤコさんの、あの顔を見ると、やりきれない気持ちになってしまいます。
16巻の冒頭。カミキにアイからのビデオレターを見せて、「アイを理解しなかったアンタへの、僕達からの復習だ」と告げた後、
家に帰ったアクアとルビーを待っていたのは、ミヤコさんでした。
「したかった事は、ちゃんと終わらせてきた?」と聞いたミヤコさんは、まさに「お母さん」でした。
子どもたちにべったりではなく、子どもたちが自分が決めたことを最後までやり通し、それを見守ってきたミヤコさんだからこその、問いかけで、
その後の「おかえりなさい」は、今までアクアとルビーを育ててきた、お母さんの顔をしていました。
しっかりと、自分の出生について、そして「アイ」と「カミキ」の関係について決着を付けてきた子どもたちを、愛情を持って受け止めるのは、ミヤコさんがほんとうの意味で、二人のお母さんになった瞬間じゃないのかなと思いました。
正直、ここでエンディングでもいいと思ったりしてましたけどね。
そんな、ミヤコさんの気持ちを考えると、やっぱりアクアの葬式は辛いシーンの一つですね。
推しの子最終巻は、辛いシーンもありますが、楽しく面白い、今までの推しの子の集大成、最終巻にふさわしいボリュームと内容でした。
最後の最後まで楽しめた「推しの子」でしたね。
推しの子最終巻が炎上ということですが、正直その炎上も「さすが」だと思いました。
最後の最後まで、人の記憶に強烈に刻み込まれる「漫画」でした。
・・・でもなー。
やっぱり、星野アクアと有馬かなの幸せエンディングバージョンも見たい気もしましたね。なんだかんだ、あの二人がやいのやいの言いながら、喧嘩しているシーンが楽しく面白かったし。
まとめ
この記事では、「推しの子16巻」を読んだ僕の感想を紹介しました。
この結末は、悲しい結末でしたね。
アクアは「有馬かな」に好かれていたし、「黒川あかね」からも別れてもなお好かれていたようですし・・・と言っても、どちらかというと「母性」が働いているような気がしてました。
それでも、あかねに「君となら、どこへでも堕ちていけたのに」と言わせるほどなので、相当愛していたんでしょう。
それに、ルビーからも「生前」のゴロー先生だということがわかると、あの好かれっぷり。
奇をてらうなら、「ルビー」との結婚エンディングも悪くないんじゃないかとも思ってしまうほどです。
最終回の後が気になったので、「推しの子 ~二人のエチュード~」も購入してしまいました。
こちらも、楽しみですね。
↓SPECIAL EDITION版
↓「推しの子~二人のエチュード~」
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