「ファンタスティック4・ファーストステップ」見てきました。
ファンタスティック4って、マーベルコミックでは、アベンジャーズよりも歴史があるヒーローチームとして描かれているんですよね。
立場としては、アベンジャーズよりも先輩です。
でも、MCUの世界では、先にアベンジャーズが出てきているので、アベンジャーズの後輩として出てくるの・・・・でも、そんな事すると、原作を知っている人は、違和感は半端ないだろうし・・・
どうやってMCUに組み込むのか、と、今後のMCUのつながりが気になったり、ファンタスティック4のMCU最初の物語としてどう展開していくのか、気になっていたんで、楽しみでした。
ここから先、「ファンタスティック4・ファーストステップ」のネタバレがあります。
「映画を見てないから、見たくない!」という方は、ページを閉じてくださいね。
いいかな?
それでは、「ファンタスティック4・ファーストステップ」を見た僕の感想をご紹介していきますね。
あらすじ
世界を救ってきたファンタスティック4。世界の人たちから信頼されていた。そんなファンタスティック4のメンバー、スーの妊娠がわかった。リードとスーの子どもである。そんななか、アラートが発生。シルバーサーファーが、「ギャラクタスが地球を飲み込みに来る」と、地球に警告をしにきた。ファンタスティック4のメンバーはギャラクタスのもとに交渉しに行く。しかし、ギャラクタスは地球を見逃す代わりに、スーの中にいる子どもを差し出せと行ってきた。リードとスーは拒否し、交渉は決裂。 命からがら地球に戻ったファンタスティック4に、地球の人々は 、事態 は解決したと思い、称賛の声を浴びせる。リードは、会見で事の顛末を説明。事態が解決していないとわかった民衆は、子どもをギャラクタスに差し出さなかった、リードとスーに、非難の声を浴びせた。
新しいMCUの世界?
時代は1960年代のような時代風景。人々が来ている服や、テレビなんかもレトロな感じでした。
ただ、ファンタスティック4の人たちがいる部屋?事務所?は、最先端。ロボットは自立しているし、宇宙からの声も受信できる。コンピューターでギャラクタスのいる場所もわかる。でも、触っているパソコンは、まるでDOSのような感じ。宇宙からの声を録音する機器もレコード。ロボットも、カセットテープで機能を変えているような感じで、未来とレトロが融合している、なんとも面白い世界でした。
で、物語の開始、今までこの世界は「ファンタスティック4」が長い間守ってきたというような前提なので、
今までのアベンジャーズとのつながりをどうするつもりなんだろう・・・と思ったんですが、
この映画の冒頭に、「アース828」と表記がありました。
今までのアベンジャーズは、「アース616」なので、その世界とは別の多次元宇宙ということになります。
便利な「マルチバース」設定だなと。ただ、そのおかげで、違和感無くクロスオーバーできるのであれば、面白い設定だと思います。
ちなみに、以前見た「デットプール・ウルヴァリン」の世界は「アース10005」が舞台で、その世界には、X-MENがいます。
アベンジャーズとファンタスティック4とX-MENがクロスオーバーするなら、3つの多次元宇宙を渡り歩くことになるのか?もしくは、ファンタスティック4とX-MENがアベンジャーズのいる「アース616」に来るのか?
これからの展開が楽しみですね。
ヒーローと家族のリアル
今回の映画「ファンタスティック4・ファーストステップ」は、ヒーローと家族の話でした。
ギャラクタスからは、スーのお腹にいる子を差し出すことで、地球を守れるという交渉を持ちかけられますが、リードとスーは拒否。
しかし、地球の人々は、子どもを差し出せば地球が守れるのだから、子どもをギャラクタスに差し出せと迫る。
でも、リードとスーは断固拒否。
スーは、自分たちの基地に押し寄せた人々の前で、「自分たちの子どもも守るし、世界も守る」と宣言。
人々はその言葉を信じて、基地から離れていくのでした。
そこに、スーの母親としての強さと、ヒーローとしての強さを見た感じがしました。
誰だって、「子どもを差し出せ」と言われれば、拒否します。
愛らしい、お腹を痛めた子どもを、「俺にくれ」と言われたら、それは拒否するでしょう。
僕も、子どもを差し出せと言われても、断固拒否します。今まで、赤ちゃん~幼稚園・・・今や生意気な中学生になりましたが、それでも、自分の子どもは、自分の未来であり、希望ですから。それが、ギャラクタスのような巨大な怪物でも、差し出すわけはありません。
もちろん、リードとスーも断固拒否。
それに、ギャラクタスに屈して子どもを差し出しても、この後悔は死ぬまで永遠に続きます。
ヒーローとして、地球を守らなければいけない、でも、子どもも守りたい。
どちらかの選択を突きつけられたとき、どちらも守ると決めた、ファンタスティック4の人たちは、
ヒーローとしての強さと、家族愛の強さを感じて、胸が温かい気持ちになりました。
ちなみに、ギャラクタスがなぜ、スーの子どもを欲しいと思ったのか。
実は、リードとスーの子ども、フランクリンは、原作では、「現実改編能力」があります。このチカラを持って、ギャラクタスは何かをしようと思ったんでしょうね。
この、「現実改編能力」思った通りになるチカラということで・・・
この後のMCUに大きく関わっていきそうですね。
エンドクレジット後のアイツ
エンドクレジット後、騒動から4年と時が流れて、フランクリンも4歳。絵本を読んであげているスーとフランクリンの穏やかな映像が流れて行きました。
スーが席を外して、他の絵本を持ってきた時に、フードを被った怪しい人物が仮面を外して、フランクリンと会っている描写がありました。
後ろ姿しか写っていませんが、きっとあいつは「ドゥーム」ですかね。
その後、「アベンジャーズ/ドゥームズデイでファンタスティック4は帰って来る」と表示されて終わります。
これは、もう、ドゥームとファンタスティック4が、次のアベンジャーズに登場するってことなんでしょうね。
しかも、フランクリンも関わってくることも確定ではないでしょうか?
今後、どういう展開になっていくんでしょうかね。
最後のシーンでは、ドゥームの手が届く距離にフランクリンがいたので、
ドゥームがフランクリンをさらい、それを、ファンタスティック4が追いかける・・・っていう展開になりそうですね。
・・・で、フランクリンのチカラで、「アース10005」に飛んでしまい、デットプールやX-MENを引き入れ、そのまま、「アース616」飛んで、アベンジャーズと合流。
・・・なんて、3チームクロスオーバーを期待していたりしています。
「サンダーボルツ*」に最後に見た、「ファンタスティック4のロゴが入った宇宙船らしい乗り物の映像」は、もしかすると、フランクリンを誘拐したドゥームを追って、「アース616」に飛んできた、ファンタスティック4の宇宙船かもしれませんね。
劇中で、リードが、「多次元宇宙が存在する」と、講義の中で話している映像が流れているので、「マルチバース」はある・・・という理論が「ファンタスティック4」の世界では存在するのでしょう。
その理論を、リードが現実のものにして、マルチバースを移動する宇宙船を作って、「アース616」に飛んだ、ドゥームを追う・・・っていう展開になったりして。
マルチバースを飛ぶという行為は、TVAも黙っちゃいないかもしれませんね。
「ロキ」に出てきたTVAが、X-MENがいる世界と、ファンタスティック4がいる世界と、アベンジャーズがいる世界をつなげる働きをしたり・・・かも?
ま、あくまで予想ですけどね。
そういえば、「マーベルズ」の最後にモニカがX-MENの施設らしきところで、「ハンクマッコイ」らしい毛むくじゃらの人に治療を受けているシーンが流れて来ていましたが、
そのあたりも、次回の展開に影響してくるかも・・・・と思うと、今後が色々楽しみですね。
まとめ
この記事では、「ファンタスティック4・ファーストステップ」を見た僕の感想をご紹介しました。
ヒーローとして、世界を守らなければいけない。でも、親として、子どもを守りたい。その狭間で、揺れ動くファンタスティック4のメンバーの葛藤は、
子を持つ親として、かなり刺さりました。
それでも、最終的に、子どもも、世界も守ったファンタスティック4の面々がハッピーエンドで迎えることが出来て、単純に嬉しかったです。
ダークな雰囲気なんて無い「ファンタスティック4」の世界だし、生まれたばかりのフランクリンは可愛いし、
家族の愛に溢れたいい映画だなと、思いました。
それと、今後のMCUに大きく関わってきそうな、設定や、能力。それと、最後の「アイツ」の登場で、次のMCU作品が楽しみですね。
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