「THE BATMAN」久々のダークな一面をもつバットマン映画に感動!

映画鑑賞 映画の感想

久しぶりのバットマン単体の映画でした。

直近のバットマンが出演した映画は、
ジャスティス・リーグ
バットマンvsスーパーマン

 

 

バットマンが他のヒーローと共演する映画も、なかなか面白かったが、
共演してしまうと、どうしても「明るさ」がプラスされてしまいます。

僕が好きなバットマンの要素って、「ダーク」な部分です。

バットマンが抱える葛藤や、不気味さ。
そういう部分が描かれにくくなり、どうしても、明るい「ブルース・ウェイン」が全面に出てしまうんですよね。

それと、
バットマンの「探偵」の部分も描かれなくなってしまいます。

ヒーローが持つ強大な力を武器に戦うのも面白いですが、
バットマンって「普通の人間」ですから、
そんな人間が知恵を振り絞ってビランを追い詰め、
様々な武器や肉体を駆使してビランを捕まえる。

それが、僕がバットマンの一番好きなところです。

今回の「THE BATMAN」は、
僕の好きなバットマンのダークな部分や、
理想と現実の狭間で葛藤する姿を映し出しながら、

ビランを自分の知恵や、体一つで追い詰めていく姿が、
かなり魅力的な、「僕好み」なバットマンでした。

時系列的に言うと、
バットマンにを名乗るようになって2年目の新人バットマンです。

ブルースウェンが、親を殺され、半ば引きこもり気味になった現実と、
それでも犯罪を一掃しようと、バットマンとなり、夜な夜な悪人たちを排除していく姿が、映し出されています。

 

そして、この映画を見てかなり満足したので、
映画のパンフレットまで購入して、隅々まで読みました^^;

ということで、
この記事では、「THE BATMAN」を見た僕の感想をご紹介していこうと思います。

ただ、この記事は、多少のネタバレを含みますので、
まだ映画をご覧になっていない方は、見ないほうが良いですよ。

スポンサーリンク

ストーリー

バットマンとなり、夜な夜な犯罪者に制裁を加えていた。
幼い頃に両親を殺され、復讐心を抱きつつ、大人になったブルース・ウェイン。

夜な夜な黒いマスクをかぶり、犯罪者に制裁を加えていた。

その頃、市長が殺害される事件が発生。その現場には、バットマンに向けて、なぞなぞが残されていた。

 

復讐者の「バットマン」と、引きこもりの「ブルース・ウェイン」

冒頭で言い放った、バットマンの一言。

俺は復讐だ!
(I am vengeance)

つまり、バットマンはこのとき、
まだ、多くの人を助けるヒーロー・・・という実感はなくて、

あくまでも
「親を殺された恨みを晴らすための復讐者」としてバットマンを演じていた。
ということになります。

正直、
まだ、ヒーローですらなかった「バットマン」。

未だ、成長過程ということなんですね。

それに、
ブルース・ウェインもまた、成長過程。

親を殺されたショックで、屋敷に引きこもりがちの
「ブルース・ウェイン」。

直近のバットマン/ブルース・ウェインといえば、
女性の扱いに慣れ「プレイボーイ」のような感じでしたが、

今回の「ブルース・ウェイン」は、
ウブな若者と言った感じの印象を受けます。

まだまだ、両親が殺されたショックに立ち直れず、
執事のアルフレッドにも八つ当たりしてしまうような、
正直言うと、まだ「おこちゃま」です。

そんな彼が、
今回の事件をきっかけに、
ヒーローとしての心構えや、
運命的な女性との出会い、
アルフレッドの関係性などなど、

ヒーローとしても人間としても成長していく過程が見られる映画です。

 

セリーナ・カイルに翻弄されるバットマン

この映画では、
キャットウーマンことセリーナ・カイルが登場します。

セリーナは、同僚を匿っていましたが、
どういうわけかその同僚が蒸発。

その理由を探るため調査をしていたが、
バットマンが追っている事件との関係性が出てきて、

バットマンがセリーナに協力を求めるようになりました。

今作のバットマン/ブルース・ウェインは
完全なウブな坊やです。

女性の扱いも慣れておらず、
協力者セリーナ・カイルに翻弄されてしまう始末です。

ブルースは、セリーナに女性的な魅力を感じたようで、
(と言うか、映画のセリーナはかなり魅力的です^^;)

調査のために撮影した隠し撮りの映像に写った、
セリーナの魅力的なボディを何度も見回してしまうという、

ちょっと、むっつりスケベなブルールです。

そんな様子を見ている執事のアルフレッドが、
「良い傾向です。」と。

よっぽど、
アルフレッドはブルースが引きこもっていることを心配していたんだなと、
感じる一場面でした^^;

バットマンのセリーナ・カイルといえば、
キャットウーマンですが、

今回の映画では、セリーナ自身は、
「キャットウーマン」とは名乗ってないんですよね。

友人が蒸発してしまったので、それについて調査をしたい
ちょっと腕が立つ覆面をかぶった「セリーナ・カイル」
なんですよね。

覆面も、完全なキャット・・・と言った感じではなく、
穴が広がった目出し帽と言った感じです。

それが、また、リアル感が出ていて、
今回の「THE BATMAN」に調和が取れていたと思います。

コミック的には「イヤーワン」

今回の、「THE BATMAN」は、

バットマン・イヤーワン
バットマン・ロングハロウィーン
という2つのコミックに影響を受けているようです。

イヤーワンはその名の通り、
バットマンの1年目を描いたコミックです。

リアリティと綿密な心理描写によって、バットマンの誕生編を描いています。

レビューを見ると「傑作!」と絶賛している人も多いです。

そして、
ロングハロウィーンは、そのイヤーワンに続くストーリー。
それに、近年、バットマンを映画化している監督は
この「ロングハロウィーン」を参考にしているといいます。

この、
ロングハロウィーンは、ビランではなく、
「ゴッサム・ギャング」に主眼を置いた作品。

リアリティあふれるバットマンとギャングのストーリー・・・とのことです。

こちらの作品も、僕はまだ読んだことがありませんので、
今後、読んでみようと思います。

 

 

 

 

まとめ

この記事では、「THE BATMAN」を見た僕の感想をご紹介しました。

久しぶりのバットマン単体の映画で、
かなり期待していたんですが、期待以上の出来でした。

僕の好きな、
クライムファイターとしてのバットマン、
世界最高の探偵としてのバットマンが、

十二分に活躍している映画で、かなり気に入ってしまいました。

ブルースとしての葛藤、
ヒーローとして葛藤、

そんな部分が垣間見える映画で、とても良かったです。

映画の最後にはセリーナと別れてしまったんですが、
今後の続編に出演するかどうか、期待したいところですよね。

・・・というか、映画の最後に、
出てましたよね。

あの人。

バットマンと言えばあの人。

 

この、THE BATMAN の続編に出てくるかどうか、
楽しみにしたいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました