スーパーマン~ジェームズ・ガンらしいスーパーマンでした

映画の感想

 

 

ジェームズ・ガン監督の「スーパーマン」見てきました。

率直に言うと「面白かった」です。
他のスーパーマンとは一味違う、ジェームズ・ガンらしいスーパーマンでした。

公開前から期待は高かったんですが、期待通り、期待以上といった感じです。

ということで、この記事では、僕が「スーパーマン」を見た感想をご紹介したいと思います。

ちなみに、この記事では、ガッツリと「ネタバレ」しています。
「まだ、映画を見てないから、ネタバレしたくない!」という方は、このページを閉じてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・いいかな?

それでは、ジェームズ・ガン監督「スーパーマン」を見た、僕の感想をご紹介しますね。

 

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あらすじ

初めて敗北を喫したスーパーマン。愛犬クリプトのチカラを借りて南極の基地に戻り、そこで、体の傷を癒やした。

南極の秘密基地には、生みの親(クリプトン人)からのメッセージがあり、スーパーマンはそのメッセージを聞き、心を癒やしていた。生みの親からのメッセージ映像は破損箇所があり再生出来ない部分もあった。

スーパーマンを追ってきた「エンジニア」というヴィランはスーパーマンの南極の秘密基地を発見。レックスに報告した。

スーパーマンは、ボラビアが隣国ジャルハンブルに侵攻を開始したことで、それを食い止めるべく独断で行動。その結果、ボラビアのハンマーという者がスーパーマンを襲撃。スーパーマンはそこで初めての敗北をしたのでした。

レックスは、エンジニア、ウルトラマンというヴィランを引き連れ、南極にあるスーパーマンの秘密基地を襲撃。南極の秘密基地は、スーパーマンがいないと入れないが、何故か、レックス達は秘密基地に入ることに成功。

そこで、生みの親からのメッセージを発見。破損箇所のあるメッセージ映像だったが、破損箇所を修復。メッセージの全文を読むことに成功する。

その頃、スーパーマンは街に突如現れた怪獣と戦っていた。ジャスティスギャング(グリーンランタン、ミスターテリフィック、ホークガール)と共に、怪獣と戦うことに。

怪獣を見事退治して、街の危機を救ったスーパーマン。人々はスーパーマンに感謝をするが、その時、ニュースが流れた。レックスが南極の秘密基地で見つけたスーパーマンの生みの親からのメッセージを全て修復して公開。以前、破損して見ることが出来なかった箇所には、「地球を支配せよ」とメッセージが残されていた。

そのことがニュースで流れると、人々はスーパーマンに避難と声を浴びせた。
フェイクニュースではないことを知ったスーパーマンは、この事実に思い悩むことになる。

スーパーマンは尋問のために政府に自首することにしたが、政府はレックスに一任。レックスは、ポケットユニバースという亜空間にある秘密の牢獄にスーパーマンを閉じ込めることに。

飼い犬であるクリプトも囚われていた。

スーパーマンが逃げ出さないように、「メタモルフォ」というメタヒューマンの能力で、スーパーマンの弱点である「クリプトナイト」と出現させ、スーパーマンを弱らせていた。

メタモルフォは、自分の息子が人質に囚われおり、レックスの言う事を聞くしか無い状況だった。

一方その頃、ロイス・レーンは、姿が見えなくなったスーパーマン、クラーク・ケントを探すことに。

ジャスティスギャングに協力を仰ぐも、拒否された。ただ、ミスターテリフィックだけが協力してくれることに。ミスターテリフィックの協力の元、探すと、ポケットユニバースという存在を突き止めることに成功。

ロイス・レーンは、ミスターテリフィックと共に、ポケットユニバースへ。

スーパーマンは、メタモルフォに取引を持ちかける。子どもを救出するので、協力してくれないかと。メタモルフォはそれに応じ、自身が出現させていた「クリプトナイト」と消し、「太陽」を出現させ、スーパーマンは回復。

スーパーマンは、メタモルフォの子どもと、クリプトを救出し、ポケットユニバースに来ていたロイス・レーンとミスターテリフィックと共に、ポケットユニバースを脱出した。

ロイスレーンは、スーパーマンを彼の養父母が住むカンザスに連れていき、休ませることに。

生みの親からの使命は地球を支配することだったと、悩んでいるスーパーマンに対し、彼の養父ジョナサンは「親の使命は役割を当てることではなく、道具を与えて見守ること。選択と行動がその人が何者かを決める。」どのような生き方をするかは、自分で決めることだと言うことを伝え、スーパーマンは落ち着きを取り戻していった。

その頃、ポケットユニバースが暴走し、次元の裂け目がメトロポリスに出現。次第に、メトロポリスを分断していったが、レックスは、スーパーマンを倒すために、エンジニアとウルトラマンをスーパーマンと戦わせていた。

また、別の場所には、スーパーマンがいないことを理由に、ボラビアが隣国ジャルハンブルに侵攻を再度開始。ジャルハンブルの民衆は「スーパーマン」の救助を求めていた。

スーパーマンはエンジニア、ウルトラマンの襲撃を愛犬クリプトのチカラを借りて、見事撃破。ウルトラマンは、レックスが作ったスーパーマンのクローンだった。

スーパーマンは、ウルトラマンを次元と狭間に突き落とした。

ミスターテリフィックと共に、レックスの基地に乗り込んだスーパーマン達は、レックスを倒し、次元の裂け目を阻止。メトロポリスを救うことに成功した。

一方、ジャルハンブルへの侵攻は、グリーンランタン、ホークガール、メタモルフォが対応。スーパーマンの代わりに来たと言うグリーンランタンは、ボラビア軍を撃破し、ジャルハンブルへの侵攻を阻止に成功した。

スーパーマンはすべてを終えて、体を回復させるために、南極の秘密基地へ。そこで、スーパーガール登場。彼女は、黄色の太陽がある惑星だと、酔えないから、赤い太陽のある惑星に行って、遊んできたとのこと。クリプトは、彼女の飼い犬だった。

そして、体を癒やすために流れていた両親の映像は、生みの親ではなく、育ての親と過ごした子供の頃の映像に切り替わっていた。

 

響いた言葉

■スーパーマンの養父ジョナサンの言葉
親の使命は役割を与えることではなく、道具を与えて見守ること。そして、選択と行動がその人が何者かを決める。

生みの親からのメッセージの中で、今まで破損していて見れなかった部分をエンジニアが修復。修復した部分が、まさに地球の侵略を意味しているようなメッセージだった。それが知れ渡ると、民衆から避難を浴びたスーパーマン。

その事で、思い悩み深く落ち込むクラーク・ケントを、育ての親、ジョナサンは、こういうのだった。

「選択と行動がその人が何者かを決める」生みの親からのメッセージだけで民衆はスーパーマンを侵略者と決めつけていたが、今までのスーパーマンの行動は、「侵略者」ではないのだと、自分自身が何者かを決めるのだと、ジョナサンは言いたかったのかもしれない。

この部分は、人のこの親である僕自身にも深く突き刺さった言葉でした。

子どもを見ていると何かと不安な部分もあり、色々と手を貸したくなる。そして、様々な物を与えて、そのものをうまく使えないと、思わず手を貸したくなる。

しかし、親っていうのは、漢字を見ると分かる通り、「木の上に立ち見守る」こと。

ときには子を信じて、見守る事も大切なんだなと・・・、きっと映画を見ている人の大半はそんな事を思っていないだろうけど、僕はこのシーンのセリフでは、そんな、親のあり方をジョナサンから感じたのでした。

 

意外なスーパーマンの始まり

スーパーマンは、新しいシリーズが始まるたびに、ジョナサン、マーサとカンザスに住んでいるところから始まり、デイリー・プラネットに入社して、ロイス・レーンに一目惚れし、新たなロマンスが始まりそうな感じになり、スーパーマンとしてヒーロー活動を始める・・・的な流れが一般的だったんですが、

今回のスーパーマンは、すでに色々と始まった後って感じでした。
・地球の両親 ジョナサンとマーサは健在
・デイリー・プラネットにはすでに入社している
・ロイス・レーンには、スーパーマンの正体はクラーク・ケントだと認識済
しかも、ロイスと付き合ってる!・・・と、そこまではいってないけど、
友達以上、恋人未満の関係っぽい。

こんな状況から始まっているスーパーマン。

見た時には、「これこれ!僕の好きなスーパーマンのシチュエーション!」って思いました。

こういう状況って、ある程度スーパーマンが始まって進んで行かないと、こういう状況にはならないんですよね。昔見たドラマ版のスーパーマンでは、ロイスはスーパーマンの正体を知っている状態で、恋仲になって、それでいて、宿敵レックス・ルーサーと一悶着やっている・・・っていう感じが一番おもしろかったんです。

今までの映画のスーパーマンも、始まりはだいたい「カンザスにスーパーマンを乗せた宇宙船が落ちました・・・」から始まってて、「ロイス・レーンと恋仲」になるまでは相当時間がかかっていたんですけど、
今回は、そんな僕の好きな状況「ロイス・レーンと恋仲」になっている状況から始まっていました。

それと、今回は、仲間が沢山出てきます。
いつものスーパーマンの映画って、「孤独」を感じていました。

ヒーロー活動も一人でやってるし、他にヒーローもいないし・・・まぁ、ジャスティス・リーグの流れになっていったシリーズでは、たくさん出てきたんですけど、それでも、「最初」のスーパーマンは孤独だったんですよね。

今回は、スーパーマンの他に、グリーンランタン率いるヒーローチーム「ジャスティスギャング」がいます。

ということは、そのうち、バットマンとか、ワンダーウーマンとか出てきて「ジャスティス・リーグ」に変わったりするんでしょうか?

今から、楽しみですね。

それと、予告編にも出てきているワンちゃんがいます。「クリプト」です。とてもやんちゃなワンちゃんで、ところどころ、スーパーマンを助けたり、邪魔したり、かなりのキーマンになってるワンちゃんですね。

後々、最後の最後に、スーパーガールが登場。これにはびっくりしました。

なんでも、黄色の太陽がある惑星だと、酔うことが出来ないから(太陽の光で回復してしまうので)、赤い太陽がある惑星に行って、バカンスを楽しんできたと。
かなり奔放な性格のようですね。

しかも、ワンちゃん「クリプト」はもともとスーパーガールの飼い犬で、スーパーマンは、預かっていただけのようです。
こういう設定も、後々効いてくるんでしょうね。

今回のビランとして、レックス・ルーサーが登場。
やっぱりこの人じゃないと!って思っていました。

クラーク・ケント、ロイス・レーン、レックス・ルーサーが三者登場した今回のスーパーマンは、かなり期待以上に面白かったですね。

レックス・ルーサーは自分が思い描いていたレックス・ルーサーよりも若い感じでした。頭脳に優れ、野望を持って行動しているレックス・ルーサーはビランでも僕は好きなキャラクターの一人です。

 

まとめ

この記事では、スーパーマンを見た僕の感想をご紹介しました。

何度かリブートされているスーパーマンですが、今回のスーパーマンは一味ちがうスーパーマンでした。さすが、ジェームズ・ガン と言った感じで面白かったです。

それに、たくさんのキャラクター達も登場してきたので、今後の展開も楽しみになりましたね。

僕は、スーパーマンも好きですが、どちらかと言うと「バットマン」も好きです。新生スーパーマンと、バットマンとの絡みも期待したいなーと思っています。

以前のジャスティス・リーグでは、展開を匂わせつつも結局打ち切りっぽくなってしまったので、今回のスーパーマンのリブートを気に、他の展開も楽しみにしたいところですね。

 

 

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